最近よく耳にすることが多くなった「オフィスカジュアル」ですが、皆さんはどんな服装を想像しますか?
最たる例は、夏場の男性のクールビズ(ノーネクタイ)も、オフィスカジュアルの一部かと思います。
コロナ禍を経てリモートワークなどが顕著になったことにより、より職場の服装のカジュアル化が浸透してきています。
今回はオフィスカジュアルと言われる服装についてコラムを書いていきたいと思います。
最近よく耳にすることが多くなった「オフィスカジュアル」ですが、皆さんはどんな服装を想像しますか?
最たる例は、夏場の男性のクールビズ(ノーネクタイ)も、オフィスカジュアルの一部かと思います。
コロナ禍を経てリモートワークなどが顕著になったことにより、より職場の服装のカジュアル化が浸透してきています。
今回はオフィスカジュアルと言われる服装についてコラムを書いていきたいと思います。
オフィスカジュアルとは、職場で着用する「ビジネスカジュアル」の一種で、きちんとした印象を選びながらもスーツほど堅苦しくない服装スタイルを指します。
企業や業種によって求められる基準は異なりますが、仕事にふさわしい礼儀を大切にすることですので、普段着でもいいかとなるとそうではありません。
では、オフィスカジュアルを導入する事で、企業側にはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
以下にまとめてみました。
~オフィスカジュアルを導入する企業側のメリット~
・従業員の快適性向上・生産性向上
ビジネススーツよりも動きやすく、快適な環境が仕事の効率を高めます。
動きやすい服装により、心理的な負荷が軽減され、リラックスした雰囲気が生まれます。
・企業文化の進化と魅力アップ
「自由な企業文化」という社風は、人材採用でアピールポイントになります。
・コスト削減につながる
従業員は高価なスーツを着る必要がなくなり、経済的な負担が軽減されます。
・職場のコミュニケーションが問題になる
フォーマルな服装を緩和することで、堅苦しさが薄れ、従業員同士のコミュニケーションが前向きになることがあります。
~オフィスカジュアルを導入する企業側のデメリット~
・服装の基準がバラバラ
その人により服装の判断が異なるため、オフィスカジュアルの解釈がバラバラになる可能性があります。
・顧客への印象が悪化する可能性
特に外部との会議や商談時には、ラフな服装が企業イメージを損なうリスクがあります。
・職場の一体感が欠ける可能性
スーツという統一された服装がなくなると、職場の一体感が減少する恐れがあります。
・運用の難しさ
「どこまでが範囲か」を企業側が明確に決めないと混乱が起こりやすい。
季節や業務内容に応じた服装の調整が必要になるため、従業員教育の負担が増える可能性もあります。
このようにオフィスカジュアルの導入は、働きやすい環境作りや企業文化の刷新に効果的ですが、明確な基準を設けることが大切です。
導入の際は、具体的なガイドラインを設け、特に顧客対応や重要な業務に関しては正しい服装を求めることが必要です。
一般的な男性のオフィスカジュアルスタイルをご紹介します。
・トップス・
シャツ・・・オックスフォードシャツ・ボタンダウンシャツ・ニットシャツ・ポロシャツ(夏場)・カットソー
ニット・・・シンプルなVネックやクルーネックのセーター・カーディガン
ジャケット・・・テーラードジャケットはもちろん、ニットジャケットやジャージジャケットのような伸縮性のあるストレスフリー素材でも可
・ボトムス
チノパン・・・シワになりにくい素材やストレッチ性の高い素材などで、シンプルな色味(ベージュ、ネイビーなど)を選ぶ
デニム・・・ダークカラーのデニムが許される場合はデニムもOK(ダメージ加工は不可)
・小物
靴・・・白や黒など落ち着いたカラーのスニーカー、シンプルなデザインが良い
カバン・・・デザインのないシンプルなリュックやトートバッグなど
※避けるべき服装
・ダメージジーンズ、ショートパンツ
・派手なプリントやロゴが注目のTシャツ
・サンダルや過度にカジュアルなスニーカー
・シワの多いシャツ、着古した服
男性のオフィスカジュアルでは、「清潔感」と「適切感」を意識しながらも、動きやすさや快適にすることを大切です。
重要な会議や来客対応などをする日は、ジャケットを羽織るなど柔軟な対応をしましょう。
一般的な女性のオフィスカジュアルスタイルをご紹介します。
・トップス
シャツ・・・シンプルな柄や控えめなカラーのシャツ又はブラウス、カットソーでも可
ニット・・・無地や落ち着いた味わいの薄手のニット又はカーディガン、季節に対応したクルーネックやVネックのセーターでも可
ジャケット・・・軽めのテーラードジャケットやノーカラージャケットでフォーマル感をプラス
・ボトムス
スラックス・・・ストレートパンツやテーパードパンツでスタイル良く見えるもの
ワイドパンツ・・・ゆったりとしたシルエットで、ベージュやネイビーなどのシンプルなカラーが良い
デニム・・・ダークカラーのデニムが許される場合はデニムもOK(ダメージ加工は不可)
スカート・・・タイトスカートやフレアスカート(ひざ丈〜ミモレ丈が理想的)
・靴、カバン
パンプス・・・ローヒール(2〜5cm程度)のシンプルなパンプス
フラットシューズ・・・黒やベージュなど落ち着いた色で、清潔感のあるデザイン
ブーツ(秋冬)・・・ショートブーツやロングブーツも、上品な物であれば問題ない
スニーカー・・・白や黒など落ち着いたカラーでシンプルなデザインが良い
カバン・・・シンプルなトートバッグやショルダーバッグ
※避けるべき服装
・短すぎるスカートやショートパンツ
・派手な色柄や露出の多いトップス(オフショルダーなど)
・ダメージジーンズ
・サンダルや過度にカジュアルなスニーカー
女性のオフィスカジュアルでは、「きちんと感」と「動きやすさ・快適さ」のバランスが重要です。
企業によって許容範囲は異なるため、清潔感のあるシンプルなコーディネートを心がけ、TPOに応じてジャケットや小物で調整することが求められます。
いかがでしたでしょうか?
ビジネススーツと違いオフィスカジュアルは、ビジネススーツのカジュアルな着こなしとなります。
TPOをわきまえた服装であれば、動きやすくて作業もしやすい服装のため業務効率が飛躍的に上がるのではないでしょうか。
一方で、服装の判断基準を間違えてしまうと、企業のイメージを損なうことになりかねません。
ご自分で判断が難しいようであれば、職場の上司などに相談することも良いと思います。
皆さまのお役に立てる情報があれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。