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お葬式に適したメイク術って何?

お葬式に適したメイク術って何?

これまで当店のコラムでは喪服の選び方など、いくつかのコラムを記載いたしました。

お葬式の服装や持ち物にマナーがあるように、当然お葬式にふさわしいメイクマナーもあります。

今回のコラムは、ご遺族や周囲の方々に対する配慮を忘れない適切なメイク術をコラムにしていきたいと思います。

女性の方必見です!

 

※以下のコラムもこの機会にお読みいただければ幸いです。

お葬式にふさわしい服装とマナー(女性編)

「片化粧」とは?

お葬式は故人とのお別れの場であり、華やかさや美しく見せる必要はありません。

よって派手なメイクは当然NGですが、大人の女性がノーメイクで参列するのもマナー違反です。

お葬式の際には華やかさは抑えつつも、きちんとした雰囲気が出るメイクを心掛けると良いでしょう。

このようなお葬式(弔事)用の化粧のことを「片化粧」と言います。

「片化粧」とは、全体的に色味を控えめにし、必要最低限のメイクをした薄化粧のことです。

以下にそれぞれのポイントをまとめましたので、参考にしてください。

ベースメイク

葬儀のベースメイクは、顔全体の肌表面に対する化粧のうち、ファンデーションやコンシーラーなどを使用して肌の色ムラや気になる部分をカバーし、均一な肌色や質感を作り出すことを指します。

艶の出るリキッドファンデーションよりもパウダータイプを使用して、ラメ感のあるものも避けましょう。

また、メイク前にしっかりと肌を保湿し乾燥を防ぎます。

保湿効果の高い化粧下地を使用すると、メイクのノリが良くなります。

コンシーラーを使用して肌の色ムラやシミなどをカバーすることも効果的です。

片化粧のベースメイクでは、フルメイクのように細かい部分まで凝った仕上がりを目指すのではなく、特定の部分を重点的にカバーして均一な肌色を作り出すことがポイントです。

アイメイク

アイシャドウは基本付けません。

どうしても付ける場合は、ナチュラルなベージュやブラウン系を使用するようにしましょう。

マスカラは、涙を拭く場合もあるので、落ちにくいウォータープルーフタイプのものを使用し、付けすぎやボリューム感のある付けまつ毛は避けた方がよさそうです。

明るい色のカラーコンタクトも外しましょう。

アイライナーはブラウンやグレーを使用して、目元を引き締める程度に細くラインを引きます。

目尻を外側に向かって少し引き上げると、目をスッキリとさせることができます。

涙袋に入れるなど、過剰なラインを引かないように注意しましょう。

葬儀のアイメイクは、控えめで品のある仕上がりを心がけることが大切です。

派手な色味や過剰なラインは避け、ナチュラルな印象を保つように注意しましょう。

チーク

明るすぎるものやラメの入ったものは避け、付ける場合はピンクやベージュ、ブラウンなど自然な肌色に近い色味のチークを選びます。

鮮やかな赤やオレンジ、ベリー系、ハイライトなどは避け、控えめな色合いを選ぶことが大切です。

塗り方も過剰に濃く塗りすぎないように少量ずつ重ねて自然な仕上がりにすることで、健康的な血色感を演出します。

チークを薄くのせた後は、指やブラシで軽くぼかすことも大切です。

葬儀のチークメイクは、控えめで自然な仕上がりを心がけることが大切です。

過剰な発色や位置のずれを避け、清潔感のある印象を与えるようにしましょう。

口紅

本来の片化粧であれば付けませんが、血色の悪い方などはヌードやベージュ、ピンク、レンガ色など、ナチュラルで落ち着いた色味の口紅を選びます。

派手な色やラメの入ったもの、グロス等は避けましょう。

仕上げに指で軽く押さえるなどして余分な油分を取り除き、落ち着いたマットな仕上がりに整えます。

葬儀の口紅メイクは、控えめで柔らかい印象を与えるように心がけましょう。

自然な色合いで塗り方や仕上げに注意を払い、上品で落ち着いた雰囲気を演出することがポイントです。

ヘアスタイル

葬儀にふさわしいヘアスタイルは、控えめで清潔感を与えるものが好まれます。

お葬式でお辞儀をしたり下を向く事も多いので、髪の長い方は低めの位置に一つに束ねると良いでしょう。

シンプルなデザインのヘアピン・ヘアバンドであれば、問題なく使用できます。

その際後れ毛や乱れた髪などもワックスなどでしっかりと整えておくことも重要です。

ポニーテールやツインテールは避けた方がよささそうです。

明るすぎるカラーもNG。黒く染めるか、スプレーで一時的に染めるという方法もあります。

葬儀にふさわしいヘアスタイルは、清潔感がある印象を与えることが重要です。

まとまりのあるスタイルやシンプルなアレンジを取り入れて、落ち着いた雰囲気を演出しましょう。

ネイル

葬儀に適したネイルスタイルは、控えめで清潔感があり、シンプルで上品なものが好まれます。

葬儀では控えめな印象を与えるため、ヌードカラーや淡い色合いのネイルポリッシュが適しています。

肌になじみやすい色合いを選ぶことで清潔感を演出します。

長過ぎたり派手な爪は避け、一色使いなどシンプルで清潔な印象を残すデザインを選ぶと良いでしょう。

ジェルネイル等すぐに落とせない場合は、黒の手袋を使用したり、目立たないカラーのネイルシールや、ネイルカラーを上から塗るのもオススメです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

お葬式など弔事の際のメイク術をまとめてみました。

お葬式メイクはご遺族に寄り添い、故人に敬意を表して弔意を表すことが目的ですので、自分を飾るような華美なメイクは控えるということになります。

ご活用いただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。