スーツを着用する上で、ほとんどの方がワイシャツとスーツの組み合わせで着用されていると思います。
スーツを購入する際には、ご自分の正確なウエストサイズを把握することが必要となりますが、ワイシャツで必要な身体の寸法はどこかご存じでしょうか?
本日はワイシャツを購入する際に必要な情報をコラムにしていきたいと思います。
弊社は昭和21年に創業し、テキスタイルメーカーとしてその歴史をスタートいたしました。多様化にお答えしてきた結果フォーマルウエアからスーツ、カジュアルウエアなどメンズファッション業界の変化に適応し貢献してきました。
ワイシャツの襟型の種類
ビジネススーツに合わせるワイシャツの襟型は10種類以上はあります。
今回は代表的な襟型を説明させていただきます。
〈レギュラーカラー〉
最も一般的で標準的な襟型となります。
汎用性が高くどんなネクタイの結び方にも合わせやすいことが特徴です。
〈ワイドカラー〉
襟の開きが広く、左右の襟先が肩に向かって広がっている襟型となります。
ボリュームのあるネクタイ(ウィンザーノットなど)と相性がよいことが特徴です。
〈ボタンダウン〉
襟先がボタンでシャツ本体に固定される襟型となります。
クールビズのノーネクタイスタイルと相性がよいことが特徴です。
〈ホリゾンタルカラー〉
ワイドカラーの中でも襟の開きが最も広い襟型となります。
襟が広く開いているため、ノーネクタイでもスタイリッシュにみえます。
〈クレリックシャツ〉
通常のシャツとは異なり、襟と袖口(カフス)の色がボディ部分と異なる構造になっています。
シンプルな色柄のネクタイと相性が良いことが特徴です。
ワイシャツのサイズの測り方
ここからはワイシャツのサイズの測り方となります。
ワイシャツのサイズを測る上で必要な寸法は、首回りと裄丈(ユキ丈)となります。
〈首回りの測り方〉
前は喉ぼとけのすぐ下を、後ろは首の付け根の少し上部分をメジャーで一周した寸法となります。
ここで注意する事は、計測した実寸に対して+1.5cm~2.0cm大きい寸法のワイシャツを選ぶことです。
例えば、首回りの実寸39cmの方が、首回り39cmのワイシャツを着用すると苦しくて着用できないこともあります。
首回りの実寸が39cmであれば、首回り41cmのワイシャツを選ばれることを強く推奨します。
〈裄丈の測り方〉
裄丈とは、首の付け根から肩を経由して手首までの寸法となります。
ワイシャツは、ほとんどの商品が「首回り」と「裄丈」でサイズが表示されています。
よく袖丈寸法と誤解をしていっらしゃる方が多いですが、袖丈寸法とは異なる数値となります。
※首回りも裄丈も、自分自身では計測しづらい箇所ですので、ショップの店員さんなどに測ってもらうといいかもしれませんね。
当店(レンタル110番)でレンタルされる際のワイシャツの選び方
さて、購入される場合は、「首回り」と「裄丈」の数値から導き出したサイズから選べば良いのですが、当店などのように、レンタルをする場合は細かなサイズの用意がありません。
このような場合はどうしたらいいのでしょうか?
答えは、首回り優先です。
当店含めた他のレンタルショップでも、おそらく「S」「M」「L」「LL」・・・のようなサイズ展開になっていて、「Sはこのサイズ」といったように首回り寸法と裄丈寸法が限られてしまっています。
裄丈が長い場合はアームバンドを使用して裄丈を調節することはできますが、首回りが小さい場合は手の打ちようがありません。
「まずは着用できること」を第一に考えて、首回りの寸法でオーダーすることをオススメいたします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「首回り寸法」というのは、なんとなくどの箇所でどのように測ったら良いか想像できると思いますが、「裄丈」はあまりなじみのない言葉かと思います。
一度サイズを覚えてしまえば、後はご自分で購入することもできますので、どこかのタイミングでお店の店員さんに計ってもらった方が良いと思います。
皆さまのお役に立てる情報であったら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。