急なお葬式があり、久しぶりにクローゼットから礼服を取り出した際、スラックスにハンガーの跡がついてしまっていて、シワが取れずに困ったといういうことはありませんか?
毎日着用しているスーツの膝裏に着用シワがついてしまい、困ったことはありませんか?
今回のコラムでは、そんな時簡単にスラックスのシワを取る方法をご紹介していきたいと思います!
ぜひお試しください。
弊社は昭和21年に創業し、テキスタイルメーカーとしてその歴史をスタートいたしました。多様化にお答えしてきた結果フォーマルウエアからスーツ、カジュアルウエアなどメンズファッション業界の変化に適応し貢献してきました。
着用後のスーツや礼服は、必ずハンガーに掛けることを心掛けましょう!
帰宅後は、すぐに着用していたスーツや礼服を脱ぎ捨てて、楽な部屋着に着替えてゆっくりしたいですよね。
スーツや礼服は肩が張って疲れてしまうその気持ち、よくわかります。
しかし!
もう少しだけ頑張りましょう!
脱ぎ捨てたスーツや礼服をハンガーに掛けるだけで、次回着用する際にシワが伸びていることもあります。
最低限、今よりはシワがつきません。
※ポリエステル素材の物は自然にシワが取れることはないので、当て布をして蒸気を出しながらアイロンで撫でるようにするとシワが取れます。
スーツや礼服を掛けるハンガーは、出来れば肩幅のある物を使用しましょう!
スーツや礼服を掛けるハンガーですが、可能であれば、肩幅が太い物をオススメします。
肩幅がないハンガーは、スーツや礼服の肩が潰れてしまい、着用しようと出したときに不自然なシワが付いていることがあります。
肩のシワを取ることは意外に難しいので、肩にあったハンガーを使用してください。
百円ショップで売っているものでも全然OKです。
もしくは、スーツや礼服を購入した際に、「店員さんにハンガーいただけますか?」と聞いてください。
紳士服のお店は、店名などを印字したハンガーがありますが、これは恐らく貰えることはできません。
しかしメーカーから納品されるハンガー(黒無地)であれば、高確率で貰えると思います。
ちなみに、当店の運営元である紳士服メーカーでは、大量にハンガーがあり、選びたい放題です。
近隣の方で「肩幅のあるハンガーが欲しい!!」という方はご一報ください。
スラックスのシワの取り方
冒頭の件です。
礼服やスーツをクローゼットから取り出してきて、ハンガーの跡やシワを簡単に取る方法です。
(※着用するまで半日~1日余裕がある場合です。すぐ着用する場合、当て布とアイロンを用意してシワを取ってください)
使用するハンガーは画像のようなハンガーを使用します。
通常はスラックスのウエスト部分を、ハンガーのクリップにはさむと思います。
それを逆にします。
スラックスの裾をハンガーのクリップではさんで、ウエスト部分を垂らしておきます。
スラックスはウエスト部分に内蔵物が詰まっています。
つまりスラックスの重量は、ウエスト部分の内蔵物が大きなウエイトを占めているのです。
そのため、逆にして吊るしておくことで、ウエスト部分の重みによりシワが伸びていくということになります。
もし浴室乾燥機がご自宅にあれば、入浴後の浴室に吊るすことで蒸気の脱臭効果もあり、効果は倍増です。
※浴室乾燥機がない場合はシワになっている箇所に霧吹きなどで水分を含ませることでも効果は大きくなります。
※ポリエステル素材の物は自然にシワが取れることはないので、当て布をして蒸気を出しながらアイロンで撫でるようにするとシワが取れます。
まとめ
いかがでしたしょうか。
スーツは長年着用していると、どうしても傷みが出てきます。
特に柔らかい素材を使用している物は傷みやすいです。
しかし「着用後にハンガーに掛ける」「連続着用はしない」、この2つをしっかり行えば、スーツや礼服の寿命はかなり延びると思います。
皆さんのお役に立てる情報であれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。